第224回活動報告 (4月16日第3日曜日)」

全体報告<大日向>

春うらら.jpg春うららぼんぼりは花の賑わい!
都心ではさくらは終わったものの、当ぼんぼり地区では花の盛り。それもさくら、ボケ、ツツジ、レンギョウ、モクレンなど一斉に咲いている最高の日にあたってしまいました。
13名が集まりましたが、ひと組のご夫婦は都心から自転車! たぶん青春が蘇ったことでしょう。

春の菜
山主夫人からミズ菜の差し入れ、タイミング良く椎茸の収穫 たぶん前日の雨で一斉に、そしてワラビも 旧テラスと新テラス横にも 新は伐採によって日当たりが良くなったことによると思われ 来年が楽しみです。

更には体調不良でここ数年欠席していたT氏が奥様、息子、二人の孫を連れてみえました。小さな子供の走り回る姿は久しく デイサービスに最適なロケーションでは。

そんなこんなで、作業としては横道の開通とテラス上の伐採のみ、伐採は久しぶりにチェンソーが入り常緑の高木が倒されていました。

帰りは戸倉の名刹・光厳寺の山桜見物です。当地へは震災の後に一度尋ねましたが、 時季がずれ くずれた土手を修復したばかりで痛々しい状態でしたが、今日は最高! 樹齢400年以上 東京都では随一の山桜は見事によみがえっていました。満喫後 祭り囃子におくられて帰還となりました。
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DSC_0060.jpgDSC_0057.jpgDSC_0064.jpgこんなに採れた!.jpgこんなに採れた!

image1.JPGimage7.JPGimage9.JPG山が新鮮な子供達!.jpg山が新鮮な子供達!

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活動報告<神津>

晩春の絶好の作業日和だ。朝から気温が昇がっている。都内ではすっかり桜が散ったが、山里は今が旬。ぼんぼり集落は春爛漫で色鮮やかだ。尾根上部を中心に未だ残っているヤマザクラが点々。里にはソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、日当たりの斜面を覆うタチツボスミレ。竹林ではムラサキケマン。道端にはツクシも続々頭をもたげている。里山の風景に見とれてしまい作業に入るのが惜しいほどだ。

今日は基地上の除伐にチェンソー部隊を始め大多数の仲間が入る。一気に成果が上がるだろう。長年の相棒Yが母親の不幸で今日も参加出来ず残念だ。5月の第3日曜には一緒になれる。その時にこの林を見てどんな顔をするか楽しみだ。

始めに会長から山主のTさんの除伐についての希望が伝えられた。常緑樹のアラカシ、シラカシは遠慮なく、特に太い物から伐って欲しいとの事。裏山をヤマザクラ、ツバキの花やカエデ、コナラ、クヌギ、ホウ等落葉樹で覆いたい意向である。これまでカシ類は落石を防ぎ、土留のため、太い物を中心にある程度残してきたが、方針を変える事になる。Tさんによれば、カシの根は幹を伐られても、しっかり生きているから心配無いとのことである。O前会長からお借りしている宮脇昭教授の本によれば、地元の樹を中心にした混植こそが森づくりに必要な事とある。カシ類の完伐にはやや躊躇する。裏山の除伐範囲は幅約150m、尾根との高低差で約50m弱というところか。現在尾根まで残り10~15mである。但し傾斜は増々厳しくなる。午前中は前回残した掛かり木や伐り倒したが玉切りや枝打ちが終わっていないカシを皆で処分した。また薪置き場の基礎材にする3mほどのアラカシを基地に滑り降ろした。Tさんが伐り倒したままのスギも仲間がほぼ処理を終わらせた。

1か月振りのEさんの鍋汁は野芹、独活、筍入りの春の野趣に溢れ実に美味かった。そこへT先輩が2年振りにご家族と来場。食事はそっちのけでTさんを囲む。体調が戻れば次回は是非テラスに上がって頂こうと思う。仲間に囲まれ幸せそうなTさんのお顔を拝見していると心の平安の大切さを思う。お見送りし、午後は全面的に除伐開始。Yさんのチェンソーが唸る。私は手鋸で頑張る。ここまで育った樹を伐るのである。申し訳ないと思う。都市の公園であれば大事にされるものを。3時に作業終了。

今日も空が大きく開いた。Eさんからお土産を頂く。Tさんの畑で採れた水菜、蕨、基地で採れ立派に実った椎茸が入っていた。Eさんから椎茸と土筆の簡単な料理法を伝授される。これなら出来そうだ。今晩早速試してみる事しよう。川端茅舎の「約束の寒の土筆を煮て下さい」を思い出す。帰路、全員で戸倉の光厳寺の山桜を見物する。Kご夫妻はなんと自転車で山坂を登る。タフだなぁと感嘆。閉鎖した戸倉分教場の上に位置する光厳寺は禅宗で元戸倉城跡にある。この城は後北条氏の支配下にあり、八王子城の支城であった。1590年に秀吉に北条氏が滅ぼされると廃城になった。山桜は大きいものが2本あり、古い方は樹齢400年を超すとある。幹には苔が生え、寄生木があちこちに。如何にも風雪に耐えた感がある。もし霧に巻かれでもしたら、樹の精霊が現れてくるような錯覚を起こしそうだ。これよりやや若い山桜は樹高が高く、大きく傘を広げるように青空に近づいており、エネルギーに溢れている。本居宣長の「敷島の大和心を人問はば・・・」に詠われたように男性的で雄々しい。大きい山桜は幹回り5.33m、枝張り東西25m、南北18mで都内第一の山桜。来年は満開時に訪れようと思う。

帰宅途中で小パックの挽肉を買い求め、家内不在を幸い椎茸料理に挑戦。Eさんに教えられた通り、小麦粉が見当たらないので片栗粉で肉を練り上げ、椎茸の傘裏におてんこ盛りで塗りつけた。玉ねぎのみじん切りを忘れたのは無念。石突を切り落とし、フライパンにオリーブオイルをたっぷり熱し、腹を壊しては不可いので両面ともしっかり焼いた。さっと湯掻いた土筆の袴をむしり、フライパンンの余熱でいため、ポン酢をかけた。挽肉は美味かったが、全体固いパンのようで椎茸の風味が無く、土筆もまた何の味わいも無かった。その晩夢を見た。家内がシェフで義妹も手伝い、自宅で小レストランを開いたのである。友人たちが話を聞いて集まって来たのだが・・・。       

「四百年の木霊を秘めて山桜」              

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image4.JPGimage5.JPGDSC_0056.jpg何が見えるって?.jpg何が見えるって?

わらび発見♪.jpgわらび発見♪セリをたーくさん頂いたよー.jpgセリをたーくさん頂いたよー本日はキムチスープ.jpg本日はキムチスープ

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第223回活動報告 (4月1日第1土曜日)」

活動報告<毛部川>

参加者は5名。
現地に到着する頃には雨は上がっているはずと目論んだ暢気な面々が集まる。
残念ながら予想は大はずれで、しとしと雨が降り続ける一日となってしまった。

前回の活動の薪割りで、的を外れた斧が何回か当たって一回り小さくなった古い薪割り台を新調するために、Yさんが新しい丸太を家から持参してくれた。高さの調節と切り口を整えるため不要な部位をカットする。
小雨の中チェンソーを立ち上げ、まずは新人が着手するが切り口がどうしても斜めになってしまい、ベテランにすぐバトンタッチ。さすがはベテラン、微妙な調整も手慣れた手つきであっという間に終了。
作業地自体がたいがい水平ではないため、多少の誤差は丸太を回して具合を見ながら置くことで解決とした。持ち手の切込みを両側に作り、持ち運びもしやすい仕上がりとなった。
次回以降は是非新しい台をお使い下さい!
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同じく前回作業で破損した斧の持ち手の補修をYさんとTさんの共同作業で行うこととなる。太いワイヤーで大まかに割れ目を締めて、間を補うよう細いワイヤーでしっかり巻いて完了。
終始二人の漫才のようなやり取りが周囲の笑いを誘う。
さっそく新調した薪割り台を使って古い台の方をIさんが一人で全部薪にしてくれた。いい汗がかけたようです。
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全員大した作業をした訳でもないが、やはりコーヒーも飲みたし火も恋し。雨がなかなか止まない中、コーヒー飲みたさにAさんがわざわざ水を運び上げそれに応えるべくマスターがコーヒーを淹れてくれた。焚き火とコーヒーと差し入れの麦焦がしで体は温まりしばし雑談タイムとなる。

その後は前回基地裏の作業で、切った木が宙に浮いた状態で手を付けず中断となってしまった現場へYさん中心に三名が急斜面を登って下見をしに行った。見事に直角に生えた枝が別の木にぶら下がり、にっちもさっちもいかない状態になっているのを確認する。
次回どの方法で処理するかメンバーと再確認し着手する予定。
雨でぬかるんだ斜面はガイドのトラロープが無ければとても簡単には降りられなかった。

昼もすっかり回り一時頃でこの日の活動はお開きとし、すっかり冷えきった体を温めようと昼食は贅沢に外食となった。全員満腹の大満足にて帰路についた。

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