第185回定例活動報告
8月16日第3日曜日

全体報告<大日向>

朝礼.jpg朝礼8月16日 戦後71年目の初日 この一年も物騒なことがなく過ごしたいものです。「ぼんぼり山の会の皆さんはお盆は無いのですか?」とは山主夫人の問いかけであったが、お盆とは関係がない19名が集まった。
 今日の主な作業は 囲炉裏周辺の9割方完成と物置への収納である。
間口一間、奥行き二間余りの長方形の真ん中に炉を置く この場所で初めてみそ汁を作った。煙と暑さには往生したが久しぶりでの林間の焚き火に料理長もご満悦でした。
 物置にはチェンソウが整えられ、各人の鋸・ヘルメットがつるされるフックもでき、尾根筋の仮置き場の備品も急な斜面をロープで支えながら全て下ろしてこれも物置へ まだ充分のスペースがあるがいつまで整理整頓が続けられるか?
ひとつが完成すると又次のテーマと、、、、次回もこの延長かも
 以前水をいただいていた婦人の畑を草刈り機でお手伝いをしてスイカを、そして山主さんからもトマトを戴き 実りの秋が近づくのを堪能した。


活動報告(仁尾)

3ヶ月ぶりのぼんぼり山、新基地の建設時期を休み、敷居が高い気がしましたが、温かく迎えて頂き有り難うございました。

初めて見る基地には、「清水寺の舞台」さながら傾斜地に杭柱を立てて床が張られ、その上に立派な小屋が建っていました。ほぼ完成しており、皆さんの技術力と暑い中での奮闘に改めて感銘しました。参加できず申し訳なかった思う一方、折角の機会に参加できず残念だったいう複雑な気持ちでした。

午前は、仮置きしていた道具類の新基地への移動作業に参加。そこは新基地の真上にあるが、なかなかの急斜面で、足を滑らせ、息を弾ませ、汗だくになりながら、力を合わせて昼前には無事作業が完了しました。

囲炉裏で作られた美味しい味噌汁でコンビニのお握り3個を完食し、差し入れのトマトもいただきました。囲炉裏周りの新しいベンチも完成間近で、前の基地より大人数が座れそうです。
午後は、ポリタンクの保管と飲料水の提供をお願いしていたTzさんの畑の草刈り作業に、Tnさんと従事。草刈り機の使い方はTjさんに教わりました。草刈り機の刃が「ナイロン製のヒモ」と初めて知り驚きました。ロープを引っ張ってエンジンを掛けることも初体験、なぜか昔見た農家の発動機の始動を思い出しました。

Tzさんは、無農薬栽培を行っているそうで、作業が終わった後、採れたてのプチトマトをご馳走になりました。その味は格別で、遠慮なく沢山いただきました。

ぼんぼり山ではコスモスの花が数輪咲いているのが見られ、近くの渓谷で残り少なくなった夏休みを水遊びに興ずる家族連れを何組か見かけました。猛暑日が記録的に続いた年でしたが、月遅れのお盆も過ぎ、暑さもようやく峠を越えたと感じられた一日でした。
Yさん相変わらず寸暇惜しんで作業・・・.jpgYさん相変わらず寸暇惜しんで作業…ベンチ作り1.jpgベンチ作り1ベンチ作り2.jpgベンチ作り2


活動報告(神津)

真夏の山仕事

連日35度近くの都会を離れ盆堀の山に入るとほっとする。空気が違う。新しい小屋から臨む向かいの山肌の木々は陰影をくっきりとさせ、深まる緑が美しい。今日は小屋の仕上げ追い込みと炊事用かまど兼囲炉裏作り。それと小屋の完成に合わせ、懸案の尾根上の資機材を一気に降ろす作業に同時に手を付ける。我々は荷降ろし組みだ。その前に友人Yが自宅から持ってきたホトトギス、サンショ、センリョウ、マンリョウ、ユスラウメの苗木10本程を山主Tさんの了解を得て、隣地との境界周辺の山道沿いに移植した。1か月前に植えた紫陽花はしっかり根付いている。さて荷降ろしだ。尾根上の機材デポに行く。既にフィックスザイルを掴みながら作業が始まっていた。女性チームが頑張っている。先ずは1m四方の厚手のビニール材の入れ物に細かい物を思いっきり詰め込み、Yと降ろし始めた。急角度の上、さんざん歩かれているため滑りが良い。多少の切り株など乗り越えてしまう。フィックスザイルが細いため、1mおきに作られた瘤が体重を支えるには頼りなく、うっかりすると重量に負けて荷物ごと滑り落ちる。土まみれで何度か登り降りして片づけた。一抱えもあるケースを掴みかねて落としてしまった。「ラク」と叫ぶ。バウンドを繰り返し特急スピードで下に到着。内外とも被害無し。やれやれだ。木を切るのと勝手が違う。息が弾み汗が噴き出す。予想外の早さで11時過ぎには終了。人力戦は威力がある。Tさんのコーヒータイムで小休止。今日は大福が特に旨い。午前中の僅かな残り時間を、前々回時間切れで残した掛かり木処理に充てる。根元から1mほどの箇所を大鋸でカット。下へずり落ち斜めになった幹に体重を預けて倒した。Yは細めのシイ、カシの除伐に専念。この斜面の作業を始めて4~5回目か。急斜面保護のため慎重に除伐を進めている。対象の木は細いが数が多い上、足場が悪くなかなか捗らない。予定していた年内終了は難しいかもしれない。本命のTさんの森に早く入りたいのだが、我々は遅れるかもとやや焦りもある。
昼食時、Sさん始め女性三人が、小屋上部で杉の間伐を続行。背の高い杉の根方に楔も入り、ロープも掛けも済み、もう少しなのだがしぶとい。細いのが災いして天辺で掛かり木になりしなって落ちて来ない。飯を食いながらの男性陣は野次馬に早変わりで声ばかり。見かねた女性陣の師匠Yさんがヘルプ。自称弟子の私もロープを引っ張りに参加した。甲斐あって一度は幹を離れ地面に落ちたが、柔らかい土に突き刺さり最後の抵抗で倒れない。押しても引いても動かない感があったが、やおらYさんは根方を抱えるや、全身に力を漲らせ、顔を紅潮させ憤怒?の形相で根方を斜面下方にずらせ遂に押し倒した。皆やんややんやの大喝采。Yさんの技量は言うまでもないが、その馬力には本当に感嘆した。腰は大丈夫か。
久し振りの木を燃やす臭いが漂い、応急のブロック竈で仕上げたEさんの味噌汁はことのほか美味い。Tさんから差し入れのトマトも汁の茄子も結構な味だった。
午後テラスに囲炉裏用五徳を掘り出しに出かける。途中会長の指示でここ5年間に植林した苗木の成長具合を調べに、山道右上部に攀じ登った。猛烈な藪漕ぎである。二人離れて並び、声を掛けあいながら植林時添え木した割竹を探す。植えたのは殆どがコナラの類である。2mにも育った木もあれば、痕跡も残さない物も多い。私の植えた柏5本は全滅であった。結局見つけた割竹45本に対し25本が生きていた。斜面上部の日当たりの良い場所は生存率が高かった。雑山下の柞の道は草が繁茂し、場所によっては掻き分けないと踏み跡が見えない。初めての人には山道があるとはとても思えないだろう。僅か4月以降しか経ていない。テラス周辺の道も猪のなすがままで、穴だらけだった。テラス前の柚子林の下草も伸び放題で程度の悪い山畑の感がある。杉の森に風情を与えた背後の愁海棠の群れも雑草に隠れ気味。気のせいか柚子の実成も少ない。柚子を植生とする黒い大型揚羽が、下草に消えて何故か上がって来ない。どうしたのだろう。気勢が上がらぬ象徴的な事象に見えてくる。正に「夏草や兵どもが夢の跡」である。芭蕉が眼にした高館は義経から500年も経ている。今私が目前にしているのは、僅か数か月を経た風景である。5年もしたらどうなっているのだろう? 往時茫々となるのであろうか。テラスから集落に降りながら時間のとらえ方に感慨を覚えた。3時まで除伐を進める。まるでサウナに入っているようであった。Yも私も今日は疲れた。まとめの会で樹木医のKさんからTさんの山の下見の報告があった。3~4mもある深い淵が谷上部にあり飛び込んでも底に届きそうにないなど楽しい話もあった。森の状態は良さそうだ。期待しよう。
 「風に秋感じて鋸の手を休む」
どっこいしょっと.jpgどっこいしょっとバケツリレーが一番!.jpgバケツリレーが一番!今日は囲炉裏での初釜?.jpg今日は囲炉裏での初釜?


活動報告(佐伯)

もう暑くて日曜日にしたことの順番を覚えてません(言い訳)。

午前中は囲炉裏&ベンチ製作に取りかかろうと現場に行くと、すでにY師匠にKさんが弟子について息の合った作業ぶりを見せていた!私はなんとなくそれに手伝ったり、活動写真をとったり、尾根に保管していた道具を下ろしている組に入ってバケツリレーで道具を下ろしたり、適当に動いていた。

その頃かな、昼ご飯用に借りているプロパンが無くなってしまったということで、急きょ囲炉裏を作ることになって、簡易的にプロックを囲んで火を炊いた。数か月ぶりに見る火だが、ここで火をつけられるのは後2回くらい後になると思っていたので、なーんだ、できるじゃん!と今回のハプニングを大歓迎した。火をつけたということは、そこに食材も当然あるわけで、チェンソーのクズが飛ぶことから、ベンチ作りの続きは、昼食後となって、昼食までまだちょっと時間があるから、何しようかなぁ。。。これから先まだまだ土木な仕事は続くわけでその度に杭が必要になるからと、細い木でも切りに行くかと、AさんとKさんを誘ってちょっと山に入った。ロープの高さもよし、方向もよし、ってことで何も心配していなかったのだが、追い口をばっちり所定の位置まで入れても木が傾かないという事実に、余計汗がじとーっと出てきた。楽に倒れないということは、黙っていても暑くてどうしようもないのに、これから力を使わなければいけないことに気が萎える。しょーがないからロープをひっぱるのだけど、かなり上の方でひっかかって木がしなるだけで、手ごたえが感じられない。

そうこうしてる内に記念すべき初味噌汁ができてしまい、いつものYおじさん、イヤ失礼!Y師匠を呼ぶ。もうダメです助けて~!それがそれがY師匠が力いっぱいに引っ張ってもその位置ではダメだったみたい。角度を何度かかえて引っ張るも効果があまり感じられない。昼食中のみんなもこの生放送に注目し、細い木だからなーなんて軽く思っていたら、とんでもない大捕り物となってしまった。結局切り離してY師匠の尊敬すべきバカ力で幹を引きずりおろし、ようやく木が倒れた。

やっと私たちの昼がきた。できたてのベンチに腰を掛け、初味噌汁は格別だった。午後はその切った木を残ったベンチ用の杭用に玉切りし、早速活用へ。
後なにしたかなー。きっとなんかちょろちょろ動いてただけかもしれない。次回はもう少しは涼しくなっていることを願う。
おのおの動く.jpgおのおの動くウッドデッキがいいね.jpgウッドデッキがいいねセミも活用していた!.jpgセミも活用していた!
物置内部の棚も完成.jpg物置内部の棚も完成ヘルメット保管もこんな風に.jpgヘルメット保管もこんな風にほぼ最後の微調整.jpgほぼ最後の微調整


活動報告(清水)

ぼんぼり小屋造作記

5月の第一定例活動日から始まった新基地づくりのうち懸案の物置小屋も今回で8割方出来上がった。目的が活動に必要な道具を収納することにあるのだから、前回棚が出来上がり、おおよその物を収納できる状態になったのだから、まずは一安心というところだ。旧基地の収納小屋に比較して今回作っている小屋はかなり立派なものと言える。(自画自賛、我田引水)今まで以上に良いものをと考えたのは次の理由による。一つは、山主さんの家のほぼ一部の場所にあることから、あまりにバラック的なものでは美的環境を損なって申し訳ないとのこと。いま一つは、旧基地の周りに比較して思うほど材が豊富に使えないこと。今度はすぐ近くまでトラックが乗り入れることができて市販の材木が運べるほか、電気も引っ張れるので電動工具を使えると利点があった。しかし一方ではあまりお金をかけることもできない。そんな制約の中、そこでの今回の物置小屋作りを振り返ってみたい。

<5月2日第一土曜日>,
今回の基地の小屋建設はなるべく倹約すべく、必要な材木以外は既存のいろいろなものを現場に持ち込んだ。6枚の雪見障子、2枚フスマ。消毒に使っていた100リッタータンク。よそで外したドイツ製の雨樋、食器棚のガラス扉、分解した食卓テーブル、本棚の両脇の金属製の木目板など処分するつもりだったものを小屋の一部にするためトラックで運び、皆で現場に引き上げたところから作業が始まった。さあ、どんなものができるかお楽しみというところだ。

<5月17日第三日曜日>
いよいよ新基地建設開始。ますは斜面の地ならし。一見したところ軽そうな雑草が柔らかい土の上にはえているように見えたが、いざやってみると結構固い土の上に孟宗竹の根が張っていてみんな悪戦苦闘。とくに囲炉裏の予定場所の地ならしをするのは女性会員中心。やる気十分で土や竹の古根と格闘。一方、我々、小屋の予定地の地ならしは男性会員ばかり5人。ある程度地面を平らにしたが先はまだまだ先。平になった地面に建てる予定を急きょ途中で変更。「そうか、高床式にすればこんなに汗をかくこともないんだ」と地ならしを途中で放棄。高床式にといえばその実、恰好いいが本当のところは作業からの逃避だ。しかし、この高床式というのが後に一つの悩みとなる。女子会員はといえばその後、定例日以外の日も続きをやってほぼ仕上げたというのだから根性において女子の勝ち。事前に加工した基礎周りとなる2.4M×2.4Mの90㎝角の杉荒材を組立、間伐材で支えを作り基礎とし、2Mの柱を四方に建てこの日の作業は終わった。

<6月6 日第1土曜日>
前回、基礎周りの床枠部分に上ってみるとやけに高さがある。一番端に立って下を見ると、そもそも高いところに造ったのだからフェンス脇の下を見れば3M以上の高さになる。通常、柱を立て、屋根の造作に入ってから、最後に床はりとなるが、この高さで屋根をかけ更に、それに付随する造作はどうしたらよいのか、フェンス下からは6M位の高さとなる。これは足場でも作ればともかく素人には無理な作業だ。高床式にしたことの大きなマイナス要素となった。どうしたものか悩みの種となった。そこで考えたのは、床の根太を伸ばしてデッキにし、それを足場とすることにした。そこでこの日の作業はまず、予定を変えて床づくりとなった。2.4Mの根太を80㎝伸ばし、間伐材の支柱を比較的細かく根太下に入れながら単管を打ち込んで番線で結束。これで基礎はガッチリ。使う間伐材はヒノキの丸太。考えてみれば隠れたところに贅沢をしているようだ。四方の柱に同じ太さの杉の荒材をのせ、両側に3.6Mの材を取り付け、真ん中に0.5Mの支柱を立てた。いよいよ屋根となるものを載せれば小屋の形となる。この小屋の費用を試算したとき、屋根材がかなりの金額となる。カラートタンにでもすれば少しは安くなるが、なんとなく気が乗らない。本当は、コンパネを貼ってその上にアスファルトシングルを貼れば見た目も含めてバッチリなのだが先立つものが・・・。そこで考えたのは家の物置に眠っていた雪見障子だ。これに透明の板を貼ればそのまま屋根になるではないか。しかも、光を通して明るさも確保できる。そんなことから、雪見障子をそのまま載せて屋根の梁となる部分にネジ止めた。床を先に造ったおかげでこの時は、内部からの作業ができた。

<6月21日第3日曜日>
この日から外壁作業。四方の柱に胴縁を入れて、その上に幅18㎝の杉板を貼る作業だ。合わせて、デッキに張り出した根太に下からの支えを作る。これでデッキの先端に乗ってもびくともしない。ものすごくいい眺めの場所ができた。地ならしがいやになって高床式にしたが、作業の不安を克服したら、かえっていい効果が表れた。同時に、前回貼った屋根を伸ばして、小屋のてっぺんに雨漏り除けの金属板を取り付けた。雨漏りを防ぐためには絶対に不可欠の部分だ。だが、障子の枠に乗れば折れてしまうこと必定。一番体重の軽いAさんが道板を梁にかけて作業してくれた。だんだん小屋らしい姿に近づいている。

<7月4日第1土曜日>
7月19日の第三日曜日は盆堀川でのBBQの予定。そのあと女子会員3名がこの小屋に体験宿泊するという。そのためには何としても、内外装を最低限仕上げておく必要がある。未完成の壁板を貼り、とりあえずは小屋に隙間のないようにしなければならない。このためこの日は昼休みもあまりとらずに作業に取り掛かかり、どうにか時間までに出来上がった。デッキにも床板が貼られ、旧基地の物置のドアも取り付けた。ただ、入り口扉に中からあかないようにすることをすっかり忘れた。ここまで出来上がった小屋がまるで仏壇のようだとは冗談ながらも誰かの弁。それに泊まる女性の度胸にも感心。あの地ならしのときの体の動かし方とスタミナを見れば男性顔負け。ぼんぼり肉食アルコール系女子とぼんぼり草食系老人の差なのかもしれない。

<7月19日第三日曜日>
小屋づくりの一員のMさんが、小屋に泊まる予定の女子会員が酔っぱらってデッキから落ちたら大変と未完成の手すりにロープを張ってくれた上、最初で最後の宿泊者を迎えるため、道具や端材で散らかった内部を整頓してくれたようだ。泊まった女子会員は翌日さわやかな顔だった。

<8月1日第一土曜日>
この日は壁板の隙間を埋めるため半割材の貼り付けが始まった。もっぱらMさんが担当。Aさんは手すりに青竹の手すりの取り付けに精をだし、Oさんと私は小屋の内部に棚の取り付け。これさえ出来れば、4月末以来、山の中にブルーシートをかけられていたいろいろな道具がきれいに収納されることになる。

<8月16日第三日曜日>
前回に出来上がった棚に何台ものチェンソーを並べておくとなかなか壮観だ。旧基地の物置に比べてかなり余裕がある。とくに天井の一番高いところで2.5Mあるので長物の収容には便利なものとなった。この日は、MさんとOさんかが壁板間の隙間を埋めるため半割材の貼り付けをし、Aさんが小屋に新鮮な空気を取り込むため、埋め殺しの窓を改造。私はすぐ隣で行われている囲炉裏の造作に合わせて、脱着式の調理スペースを作る作業をした。小屋作りも佳境に差し掛かると、阿吽の呼吸でそれぞれが自分で役割を持ち進められていく。山側からの雨水の流入に対して壁面を守るため、カーポートに使われていたアクリル板を張り付け、火消し用の水をためるため、雨水用タンクを置き、それに雨水を誘導する樋を設置した。これでおおよその小屋の基本的な造作が終わり、あとは塗装や入口ドアの改修や名板の設置など最後のお化粧ともいえる作業を残すのみとなった。

当初から小屋はドイツのクラインガルテンの中に建つガーデンハウスのイメージがあった。
雪見障子の屋根や窓を使ったため、やや、和風の感じも出た。今回の小屋づくりは大方の人にとって初めての経験だった。基礎ができ、柱が立つとその先の作業が読めるようになる。そうすると小屋作りの楽しさも倍加してどんどん自分で考えながら作業を進められるようになった。まだまだ最終ではないが、小屋作りを含めて、囲炉裏を、そして調理台をつくり、階段ができ、ほぼ完成に近いところまでたどり着いた。旧基地から重い道具を運んでくれた人、一人離れて台所を借りてみんなのお昼の汁物を準備してくれた人、材料の間伐材を伐採して用意してくれた人など新しい基地づくりはみんなで作り上げたものということができる。

本格的な森林整備はひとまずお休み状態ということだったが、この基地づくりが今後のぼんぼり活動にすごくいい効果をもたらすようなことになれば本当にいいなと思っている。
O会長まだまだ現役・朝礼で.jpgO会長まだまだ現役・朝礼でわーい、火だ!.jpgわーい、火だ!囲炉裏を囲んで昼食.jpg囲炉裏を囲んで昼食

どうですKさんの腰の入れ方すごい!.jpgどうですKさんの腰の入れ方すごい!草刈り応援のお礼にすいかget.jpg草刈り応援のお礼にすいかgetなかなかお似合いTさん・買い物途中で.JPGなかなかお似合いTさん・買い物途中で

[新しい作業フィールドの様子]
間伐対象森林(1).jpg間伐対象森林(1)間伐対象森林(2).jpg間伐対象森林(2)森林の境木.jpg森林の境木

オニグルミの果実.jpgオニグルミの果実ヤブレガサの花.jpgヤブレガサの花ヤブレガサクキフクレズイフシ(タケウチケブカミバエによる虫えい).jpgヤブレガサクキフクレズイフシ(タケウチケブカミバエによる虫えい)

近くの深さ3mはある淵.jpg近くの深さ3mはある淵

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第184回定例活動報告
8月1日第1土曜日

全体報告<大日向>

とにかく暑い!ぼんぼりもかってない程の暑さですが そんな中ささやかな涼を求めて21名が集まった。
驚いたのは この炎天下に都心から自転車で来られたK夫妻、病み上がりの身体を心配して奥様も伴走したとのことであるがそれだけの魅力がぼんぼりにはあるのだ!?。
 暑いから作業はほどほど 物置きの内装作業 形が見えてきた炉端周辺 なだらかな女坂の完成そのほかである。全てがうだる中 今が旬の茗荷も実が小さくて柔らかみが無い。
 こんな時は無理しない 午後から半数近くが川原に降り水遊びに興じる 冷たい流れはふるえが来るほどの別世界である。
そして今日は秋川の夏祭り アフター5組はお囃子を聞きながらいつもの倍の生ビールで喉を潤し、帰宅組も自宅でのビールはさぞかし美味かったろう。
いつもの場所で現地出発前の談笑.jpgいつもの場所で現地出発前の談笑初★小屋前で朝礼.jpg初★小屋前で朝礼あたらしいおともだち.jpgあたらしいおともだち


初参加感想(藤岡)

Ksさん、Ojさんのご紹介で初めて参加させて頂きました藤岡です。宜しくお願いいたします。

8月1日の天気は晴れ、予報通り猛暑日。それでも里山、家屋から一歩入れば涼しい風が吹き、今までまとっていたモァっとした熱気が、サーと流れていきました。緑のPOWERを感じた瞬間です。

初参加ということで、到着後は、旧基地やこれまで整備されてきた山を案内して頂きました。里山と言うことで、鉄塔が多く、散策中に3本くぐりました。鉄塔周辺は、木々がなく草植物に囲まれているから、遠くからでも全貌が見えていたのですね。再発見。

その後、制作中の基地に戻り、足手まといになりながら、ステップ作りのお手伝いをさせていただきました。「初参加が真夏なんて、体に堪えない?」と、声がけて頂きましたが、昼食の旨味いっぱいのお汁でパワーチャージ。ぼんぼり川で『ウオミ』と称し、童心に変えって川遊び、汗と疲れを流し清々しく終えることができました。有り難うございました。楽しい体験が、盛り沢山でワクワクしています。
こうだああだと小屋の中の棚作り.jpgこうだああだと小屋の中の棚作り内部の棚もほぼ出来上がり.jpg内部の棚もほぼ出来上がりMさん丁寧に小屋の壁最後の仕上げ.jpgMさん丁寧に小屋の壁最後の仕上げ


活動報告(洗川)

 夏が苦手である。理由は自然の暑さではなく、人工の寒さと暑さだ。
 中は寒い。お汁粉を食べに甘味屋に入っても、品書きには冷やし汁粉とかき氷。氷のたっぷり入った水を差し出され、「ご注文は」と聞かれ、事情を話して退散する。
 外は暑い。アスファルトを引っぺがして木を植えるボランティアがあったらぜひ参加したい。球場のビールタンクを担いで水を撒くバイトでもいい。

 7月前半を西の島で暮らしたこともあり、その後の都会暮らしの疲れがたまってきていた。働ける気はちっともしなかったけれど、今日こそ階段を通れる状態にしたかった。夏かぜ気味のSさんも、夢の中でも階段を作っていたというから思いは一緒。「残り1段を仕上げて川遊び」が今日の目標。
 蹴上げを小さく作りたかったので、地形を利用した直登階段よりも人間都合の無理が多い。木と土で工夫していく。Sさんが杭や土留の横木を鋸であつらえ、強力な助っ人Fjさんが手際よく補強を入れていく。いろり組の掘り出した土を土のう袋で運び下ろすと、Fgくんが踏み固めてくれる。これからの成長を予感させる大きな足が頼もしい。
 一時帰国していたFkさんとSさんが作り始めてから2か月。たくさんの人の手と足で形になった。直登階段のいい相棒になったと思う。ぼんぼりいちの小足・小柄組のSさんと私がものさしだけれども、体調、体格、気分、状況、ぼんぼりのいろんなことを助けてくれる、山の玄関口になってくれたらうれしい。
 今日の仕事はおしまいと、Y師匠が丸太を割る一部始終をじっくりと見学し、いろり組との会話を楽しんだ。分かれて昼支度をしているKK料理長とE副料理長と早く一緒に過ごしたいと口をそろえる。Uさんが再び帰国する来年の夏には、2つの階段の間で育てられた茗荷が、いろりの汁物に香りを添えてくれるだろう。

 ぬぐってもぬぐっても吹き出す汗も、指がかじかむほどの川の水の冷たさも、うれしくありがたかった。仲間と酒を酌み交わし、炭坑節の流れる街を歩いて家路についた。月もきれい。こういう夏は大好きだ。
Kさん黙々と囲炉裏周りの整地作業.jpgKさん黙々と囲炉裏周りの整地作業女性用階段の最後の仕上げ.jpg女性用階段の最後の仕上げ囲炉裏周りのベンチ用材の加工・・猛暑できつい仕事.jpg囲炉裏周りのベンチ用材の加工・・猛暑できつい仕事


活動報告(臼井)

まずはとにかく暑かったです。暑い国から帰ってきて参加したにも関わらず、あまりの湿度の高さにほとんど動くこともできませんでした。
にも関わらず、これだけの猛暑の中でもメンバーの皆さんはよく動くこと。あっという間に除伐、小屋・階段づくり等々の作業にかかっていきました。
加えて、久しぶりに参加して驚いたのは新たに加入した女性陣のエネルギーでした。ぼんぼりの会も時間の経過とともに平均年齢が上がっているわけですが、
それを補って余りあるエネルギーなのだと思います。やはりこれからは(昔からずっと)女性の時代なのだと、改めて認識した次第です。いや、ホントすごい。
私もまた来年、帰国した際に参加させていただきたいと思いますが、そのときにこの森がどうなっているのか楽しみです。
まだまだ掘る?.jpgまだまだ掘る?この格好本職も負ける.jpgこの格好本職も負ける製材中.jpg製材中
ベンチ製作着手.jpgベンチ製作着手ほっとする昼食時の休憩.jpgほっとする昼食時の休憩

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