第154定例活動報告
「東の森(3月16日第3日曜日)」

全体報告<大日向>

②暖かい風景.JPGあの大雪はつい最近の事。
今年最高の春日和で武蔵五日市駅にも賑わいが戻ってきた。14名が参加したが、季節柄雑事が重なったり、ぎっくり腰という想定外の事故があったりして人数的には少数となってしまった。昨年の大雨、今年の大雪という自然現象による休会、更に個人的な用件の合間を縫っての山作業は細く・長く継続する事が大事である。

対面の山には未だ雪が残っているが季節ははっきり萌えの様相を示している。

大雪の後始末
前回は自治会長宅のビニールハウス、直径40センチを越す雪害木の整理をお手伝いしたが今回も小さく丸太切りをして端に寄せた。又森の中を一回りして倒木・途中で裂けた木の伐採・整理をした。ほれぼれとした幹の上部が裂けて白い肌がむき出しになっているのを見るのはせつないものである。一方竹林は無事!上部で重なり合わない様に手入れをした効果が出てきているのは嬉しい。

椿山にもっと光を
椿山で昨年よりも広範囲に椿が咲いていた。昨年は日当たりが良くなってきたことから椿の花がボチボチ見られ感動したが今年はその範囲が広がって紅い花が色どりを付けていた。もっと光を当てようとベテラン・中堅・若手が高木中心に伐採した。

作業道の延長
演習林上部の作業道を山裾を大きく曲がって更に上部に伸ばした。道の上下に伐採予定木がエリア内に入り、かよわき?女性が鋸で果敢に挑戦していた。次回は更に延長すると同時に伐採・整理にも入る。

柚子剪定木の焼却
隣家から持ちこまれた剪定木がうずたかく積まれている。これを処分しないと茗荷畑・タラの芽畑が生きてこない。各自入れ替わり立ち替わり火燃やしに従事した。

少人数でも各人のパートを承知して汗を流した一日であった。
こんな太い木が雪害に.jpgこんな太い木が雪害に雪害~すごい裂けかた.jpg雪害~すごい裂けかた雪害をうけたユズ.jpg雪害をうけたユズ


活動報告<鎌内>

竹林整備班活動報告 班構成:2名

朝礼後、竹伐り専用のノコギリその他の装備をかりて、先輩のKn氏の後について、わずかに雪のかたまりが残る竹林に入る。道々、「たけのこが楽しみだが、まだ少し早い。せっかくたけのこが目を出してくれても、イノシシがおいしいところを齧っていってしまうからなー」と、Kn氏。相手は太いもので直径20cmはあろうかと思われる太くて見上げるような背の高い孟宗竹だ。

進出した竹を整理.JPG進出した竹を整理伐採の目的は、山の斜面を登って勢力圏を広げる孟宗竹の勢力拡大を抑え込むため、赤いテープでマークした外側を伐採すること。「竹の切り方は難しくない。竹のしなりを見て力の掛かる方向を読む。力のかかる側にノコを入れてはダメ。ノコが噛みこまれて引けなくなる。背の側からノコを入れれば、そんなに力を入れなくても楽に切れる。切り倒しに10分、枝払いに30分。それほど後始末が大変だということだ」と、ご指南を仰いだ後、作業に取り掛かる。

まず手始めに、先の大雪の重みで倒れた竹の処理から。
雪の重みで根元が無残に引き裂かれている。Kn氏のアドバイスに従い、負荷の方向を読み、背側からノコを入れる。道具が竹伐り専用ノコ、相手の竹の中が空洞ということもあり、サクサクとおもしろいように気持ちよく挽ける。根元を切断後、急な斜面を下りながら、枝払いをし、裸にした竹を斜面に対して直角、等高線にほぼ水平な方向に納めていく。急な山の斜面を上り下りしながら午前中は3本、午後から2本ほど処理した。

作業終了後、日向ぼっこをしながら山に向かって草笛を存分に吹いた。手ごろな楽器(お茶の葉)は足元にいっぱいあるし、そろそろ野鳥たちとさえずりの競演ができるかも。次回が楽しみです。

反省点:山の会に入会して日も浅いことを言い訳に、登山の代用装備で間にわせてきたが、急な障害物の多い斜面で重い登山靴の捌きかたに一番苦戦した。底が硬く柔軟性の小さい山靴はむしろ行動の自由が奪われる。野良仕事で一番大事なことは、目的にあった道具と経験の蓄積ということを痛感した。



活動報告<田中>

久々のお天気に恵まれましたが、花粉症の自分には多少つらい日にもなりました。
だったら森林ボランティアで山なんて入るなっ!という声もあるかもしれませんが、涙目・鼻水・くしゃみでもチェンソーで大木を倒す快感はやめられません。何より山がキレイになっていくと気分もいいもんで…

この日の午前中は自治会長Tさん宅裏の倒木を薪に使えるくらいに処理する作業でしたが、時折舞い上がる花粉で作業を中断しなければなりませんでした。チェンソー初心者の自分はガイドバー35センチを超える木を切るのは初めてで多少考えながらタマ切りしました。まだまだ処理しきれてないので次回も続けて作業しようと思います。

午後はYさんに教えてもらいながら伐倒しました。何度もガイドバーをはさまれながらもクサビできりぬけましたがまだまだ初心者マークは当分取れません。やっぱり木を伐倒するのって凄く怖いですね。

しかしYさんの体力にはあらためて凄いと思いました。自分のオヤジとそれほどかわらない歳だと思いますが、山の斜面を軽快に移動していく姿は年齢を感じさせません。足を斜面にとられながら這いつくばる自分とは全然違いますね。

自分の山の活動は基本的にぼんぼりがメインなのでマイチェンソーは倉庫に置かせて頂きました。毎回4K担いで上がるのはやっぱり大変なんで…
雪倒木の整理.JPG雪倒木の整理伐採のあと①.JPG伐採のあと①伐採のあと②.JPG伐採のあと②



活動報告<北山>

春の名物登場.jpg春の名物登場土木班作業報告

かすかに春を感じさせる風が吹き活動意欲が湧き上がるが、あいにく親方も下請け社長も休み。断固作業道に取り組む旨申し出ると、単独作業を気遣ってか、会長が一緒に作業していただけることに。

作業の前にフキノトウ採りに挑戦、何度もゆずの棘に刺されながら数個の採取に成功、En(影の)料理長の手で昼食時に見事に料理されて、採り甲斐がありました。

作業道は先日の積雪で何箇所か倒木があり、それを取り除きながら前進。本格的な整地等は次回にまわしてとりあえず道筋をつけることに。午前、午後併せて50メートルほど延伸できました。

テラス下では朝からゆずの枝の処分が続いていたが、いくら燃やしても減ったようには見えず、量の多さに圧倒されました。

ゆずの枝の処分も、作業道造りも次回に続く。



活動報告<草野>

春の兆し満喫 冬芽(ふゆめ とうが)観察

3月も中旬、冬芽が膨らんでしまう前に観察をしておきたいと思い立っての活動参加でした。
山巡りにはAさん、Oさん、Yさんが同行してくれました。柞の森歩道を進むとさっそく「ホオノキ」が大きな冬芽を空に向かって突き出していました。
ホオノキと冬芽.jpgホオノキと冬芽樹種の特徴が出る葉痕(キリ).jpg樹種の特徴が出る葉痕(キリ)イタヤカエデの冬芽.jpgイタヤカエデの冬芽

冬芽は夏のおわりからから秋にかけて形成され、休眠・越冬して、春に伸びて葉や花になる芽のことで、鱗片(りんぺん)で覆われるなど冬の寒さに備えている。冬芽や葉痕(落葉の痕)には樹種の特徴がよくあらわれるので樹種同定に役立ちます。柞の森の樹木のそれぞれの樹種の冬芽の状態を確認するとともに春の兆しを見つけようとの試みでした。ぼんぼりの森にも「順調に春が来ています」。
キササゲの冬芽.jpgキササゲの冬芽リョウブの冬芽.jpgリョウブの冬芽

陽の光を浴びてひときわ大きくなったパイオニア樹種のクサギの芽、裸芽が特徴のアカメガシワ、対生の葉を想像させるイタヤカエデ、いつも花を見ることができないイヌザクラ、この森の主役で、大量のどんぐりを落としたコナラも冬眠を終わり動き出そうとしている冬芽を確認できました。

今年も咲いたユブツバキ.jpg今年も咲いたヤブツバキその中でも、特筆すべきことが二つ。

まず、ヤブツバキの花が咲いていました。一本一本の木の花の数は去年に比べて少ないものの花をつけている木は増えていました。昨年よりも明るくなった林の中でその美しさが際立ちます。椿山プロジェクトはひとまず成功と言っていいでしょう。

ドングリの発芽.jpgドングリの発芽次に、コナラが落としたおびただしいどんぐりが落ち葉や土の下で赤い双葉を持ち上げているかわいらしく健気な姿をたくさん見ることができました。どんぐりの中にある子葉の栄養分を使い、まず、秋のうちからあるいは春が近くなると根になる芽をどんぐりのとがったほうから伸ばし、土の中に侵入させて水分をとり乾燥しないようにします。葉や幹は種の中の子葉が、カラが落ちて双葉になりその間から幹になる芽が伸びていきます。このように乾燥せず土にしっかり入り込んで芽生えしたらあとは周りの草木との光の奪い合いです。この中のごくわずかなどんぐりが次の世代のコナラ林をつくります。

ところでどんぐりの双葉が赤いのはなぜか。たぶん、冬の強い太陽光線と寒さから大事な芽の素を守るため光に強い赤色の色素を増やしているのだろうと思います。

葉が赤くなったスギ (2).jpg葉が赤くなったスギ寒さが厳しいこのころのスギの葉が赤くなっているのに気が付くでしょう。暖かくなると赤くなったスギの葉は緑に戻ります。また、スギの品種によっては赤くならないものもあります。日当たりなどの場所によっても赤くなる度合いが違います。これは気温が低いこの時期強い太陽光線に当たると細胞が壊れるのでそれを防ぐため赤い色素(ロドキサンチン)を増やし光合成をする葉緑素を守っているとされています。
植物は寒い冬を落葉、冬芽や葉の色を変えるなどの知恵で乗り切っているのですね。

エノキにいたゴマダラチョウの幼虫.jpgエノキにいたゴマダラチョウの幼虫一緒に山を回ったYさんが、エノキの木にいるゴマダラチョウの幼虫を見つけ教えてくれました。初めて見たので感激です。Yさんはどうやら隠れた知識才能をもった方のようです。ぼんぼりには草笛をふくKさんなど多士済々のメンバーがいて多様性豊富です。

もうすぐ春が来ます。確実に・・・。 

①朝の集合風景.JPG朝の集合風景これもいわば季節の風物詩?.jpgこれもいわば季節の風物詩?お肉はひき肉で.jpgお肉はひき肉で

せっせと枝処理.jpgせっせと枝処理柚子の枝燃やし.JPG柚子の枝燃やしイヌフグリの花.JPGイヌフグリの花

終礼.jpg終礼 お疲れ様でした!

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第153定例活動報告
「東の森(3月1日第1土曜日)」

全体報告<辻田>

朝礼.jpg朝礼3月1日。今日はどんよりとした曇り空、午前中は雲がかかったような天気の中、毎回参加してくれる少年を入れて山好きな仲間が15名元気な顔を見せて集合。前回2月16日は14日の大雪の影響で活動中止となったのでむずむず虫が皆さんの体中這いずりまわっていたのでは??

ぼんぼり山も積雪が1Mを超えたとの地主のTさんの情報で不安ときれいな雪を見たさの複雑な気持ちと前々回に火入れした炭焼き窯の炭の出来具合も見たい気持ちを抱えて現場麓へ。それから途中Tさんの畑と被害甚大のビニールハウスを見ながらとにかく現場基地まで早く行ってみたいとの気持ちを抑えて登り道を一歩一歩踏みしめて全員基地に到着。途中見た対面の川向こうの北斜面にはかなりの残雪が見えたが、我々の活動エリアは南斜面のため残雪は驚くほどわずか。でも柞(ははそ)の森に通じる道には尚30cmほどの雪が残っていた。また重い雪の影響で倒木や曲がり木が多数発生かと懸念したがこれも驚くほど少なかった。取り残した柚子があちこちに散乱した状況に皆さんは多分心を痛めたのではないでしょうか。
①麓より現場への道.JPG麓よりテラスへの道②残雪が少ない現場(1).JPG残雪が少ないテラス付近1③残雪が少ない現場(2).JPG残雪が少ないテラス付近2
⑦残雪のない柚子畑.JPG残雪のない柚子畑⑧取残し柚子.JPG取残し柚子⑨落柚子.JPG落柚子

今日の作業は1.基地周りの整理 2.炭窯からの炭出し 3.Tさん宅の横の畑のビニ―ルハウスの解体とハウス周りのネットに倒れた雪折れの樅(径30cm)と杉の片づけ。
基地周りは雪にたたかれて落ちた杉の小枝がそれなりに溜まっていたが大きな被害もなく物置小屋の屋根もしっかりと中を守ってくれていた。土木班S班長は基地周りを含めて設計図と仕上げがしっかりしてるからと軽口が出るくらい余裕たっぷり。

炭窯班はいつものことだが開ける瞬間の期待と不安を半ば楽しみながら、かぶせた土をスコップで取り払い窯の入口を取ると…今回もそれは見事な真新しい炭が“これからお役にたつよ!”と言ってるようだ。感激!!またO女史のにくいほどの心遣いが!鬼ぐるみの殻の炭が数十個。大きさ1.5cm かわいいね!!

Tさん宅横の雪折れの樅は20mほどその上にある大木(樹高約30m位)の高さ10m位で股別れした片方が雪の重みで折れたもの。さすがベテランのTさんYさんそしてS女史の手にかかれば一時間程度で薪用の玉切りに。お見事!

ビニ―ルハウスの解体には残り10数名が金槌他で何とかバラし、ここではF少年も大活躍、役に立つね!芽を出している小松菜他をなるたけ踏まないように気をつけながら終わってみるとアルミ、鉄のパイプに厚手のビニールの山が出来上がった。
多分今回の雪で山梨他の各県で壊れたハウスの撤去と後片付け、そして新規に設置と新しい苗木・野菜の植え付けで大変な苦労をされている様子を実地に経験させていただき被災された農家の方々へのお見舞いの気持ちがふつふつと湧いてきたのは私だけではないと思います。
⑩対面北側の山残雪.JPG対面北側の山残雪倒壊したハウス1.jpg倒壊したハウス1倒壊したハウス2.jpg倒壊したハウス2

ハウス解体1.jpgハウス解体1ハウス解体2.jpgハウス解体2ハウス解体3.jpgハウス解体3
キレイに片付きました.jpgキレイに片付きました中の葉物は大丈夫だったみたい.jpg中の葉物は大丈夫だったみたい

午後からミルク色の雲の勢いが増して小雨交じりとなったので作業は中止、Tさん宅でおばあちゃまより温かい日本茶をいただいて12名の仲間は秋川のファミレスで昼食を兼ねて懇親会。でも皆は午前中体を一杯動かしまたぼんぼり山の積雪と新しい炭を見て満足の一日でした。次回第三日曜日16日はそろそろ桜の便りが聞こえることを期待して。



活動報告<尾島>

<窯出し>
雪の為、間が1回中止になり、1カ月振りの活動日を前に現地在住のTさんの積雪写真がMLで送信されました。都心とは異なるその様子に基地周りには雪が残り、炭窯も雪に埋もれている事を想像したのです。そこで、雪に埋もれた窯を撮る千載一遇のチャンスといつもは持たないカメラを持ち、長靴を穿いて電車に乗ったのです。五日市線に入ると車窓から見える山の北斜面には雪が残っていても南斜面にはなく、少々拍子抜けの感があっても、時々見える家々の北側に残る大量の雪に妙に納得したりしました。駅に着きいつものように急いでトイレに入り… 出ると私以外誰もいません。いつも山歩きの人達が色とりどりの服装で並んでいる姿がないのです。集合場所ではメンバーが雪を思い、「やる気が出ない」、「炭は出せないよ」、「何ができる?」等と。しかし、皆そうがっかりしている様子でもなく、「ここまで来たのだからとにかく基地には行ってみよう」 と現地に向かったのです。

雪に埋もれた集落を想像していたのに、雪は殆どなく日陰に少々残っているだけです。基地に続く畑の中の急坂も全く雪はなく黒々とした土に何列かの野菜が元気にしています。基地はテラスと言わず何処と言わず杉の葉が降り積もり、テーブルの上に掛けたヨシズが真ん中から崩れ落ち、炭窯の屋根も柱に渡した横木が外れてひしゃげていました。そして、杉っ葉を集めて燃やした炎は人の背を楽々と越し、頭上にある杉の枝にも届きそうで怖ささえ覚え、そんないつもと違う様子をカメラに収めました。

さて、目的の窯出しです。他メンバーがT家の崩落ビニールハウス撤去に向かい、炭焼き残業にも参加したKuさん、Ygさんが残り、一緒に作業をしました。手前のブロックを退かし、土を掻き、なかなか開かない蓋を開けると… 白っぽい切り口が並んでいます。ぎっしり詰めたものが半分強に減っていて、奥を見ると二つの包みも形を保ったまま乗っています。この包みが一番気になっていたもので、ロストルを引いて全体を出す前に取り出しました。外側のアルミホイルはもっと弱くなっていると思ったのにまだ強度を保ち、タール分(?)で一部がくっついた所も丁寧に剥がすと… 艶やかな黒!おまけにそれらがぶつかるとシャラシャラと金属音!オニグルミの殻を焼いた花炭が成功です。これは小さな竹ザル等に入れ置いておけば、その可愛い形から見て楽しめるし、勿論調湿、脱臭に役立ちます。全体を引き出すと皆で段ボール箱に移します。いつもより少々柔らかいかなと思える出来ですが、先ずはこちらも成功です。

オニグルミの花炭は一緒に焼いた炭よりも硬いものでした。これは同じ条件で焼くなら材料が硬いもの(=高密度?)の方が硬い炭になるという事でしょうか?だとしたら、備長炭の特徴の一つの硬さは材料が元々硬いウバメガシだから硬い炭になるという事になりますね?
002.JPG屋根が…!?008.JPG窯は無事009.JPG出来栄えは如何に?
011.JPGオニグルミ012.JPGどれどれ…015.JPG上出来!
001.JPG無残…006.JPG!!!



活動報告<佐伯>

<雪害倒木の処理>
話を聞いて行ってみると、バキっと折れた太いモミの木が、畑の際にでんと居座っていた。
しっかりついている葉付きの枝は、近隣の木の枝を巻き込んで、見事に電柵めがけて落ちたようだ。あらら。。。支柱から電柵の網ははずれ、網目にいろんな方向から枝が入り込んでいる状態。

ところで心配していた雪の残量は、ほとんどない、といっていいくらい溶けていた。日当たりがいいのと、先日からの雨で溶けてくれたようだった。視界にところどころ白いな、という感じ。

倒木処理には4人が付き、太い幹の処理にはチェンソーを持った2人が、後の2人は手のこで細い枝をきざみながら、あらかじめ決めておいた場所へせっせと枝を集めておき、最終的には枝と薪に可能な幹とにわけて置いた。
わりかし時間をかけずに終わりが見えてきて、そもそものモミの木をY師匠と見に行ってみた。
折れた幹から10mくらい先の山の中にあって、T師匠のおなかまわりの何倍もあるメタボモミの木だった。このえらい太さからすると、どうやら境界木のようだ。それからずーーーっと目を追って上を見上げると、折れた個所が確認できる。
そのモミの木近くの杉、コナラもバキッとやられ、裂けてなくなっている。たとえばコナラの場合は、今は葉が落ちてないので雪がたまらないことから、このモミの木の被害にあったのではないかと思われる。なんて師匠と分析しながらまた現場へ戻ると、ビニールハウスの方の作業も終わっていて、雨も強くなってきたし、本日の作業はこれにて終了。
これで、山主さんに普段お世話になっている恩返しができただろうか。
これがそのモミ、でかっ。.jpgこれがそのモミ、でかっ。あの上で折れたのか?.jpgあの上で折れたのか?モミが折れたところ.jpgモミが折れたところ折れたモミの木.jpg折れたモミの木

雪害木が電柵直撃.jpg雪害木が電柵直撃薪と葉に分けてお片付け.jpg薪と葉に分けてお片付け片付け終了.jpg片付け終了

基地近くの雪害木.jpg基地近くの雪害木④竹林の残雪.JPG竹林の残雪⑥柞(ははそ)の森への道.JPG柞(ははそ)の森への道018.JPGあらら…お疲れ様でした!

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